『カトリック教会情報ハンドブック』の住所録データ

 

 教会や修道院、学校など、カトリック関連施設の住所録データを収める『カトリック教会情報ハンドブック』。秋の刊行に向け、2019年版の編集作業が始まりました。

 

 各施設の住所の調査は毎年行っています。それも2通りの方法で行っています。
 1つは、昨年のデータを印刷した往復はがきを各施設に送付して、変更事項の有無を確認することです。収録施設は合計で約3200件に上りますから、往復はがきへのデータ出力のために、2日間プリンターを占有することになります。
 もう1つは、各教区に教区内施設に関する変更をうかがうことです。施設の新規掲載はもちろんのこと、各種の変更についても、教区の意向を確認のうえ行っています。ですから、編集にあたっては、事務局長様はじめ、各教区本部事務局の皆様には大変お世話になっています。

 

調査のための往復はがき。3200通あります。

 

 

 変更をデータベースに反映した後、教区には再び確認をお願いしています。各施設から送られてくる情報との間に違いがあることもあり、教区事務所とは毎年細かなやり取りをしています。

 このように、各施設の皆さん、教区事務所の皆さんの多大な協力を得て、手間と時間のかかる作業を毎年行っているわけです。施設の閉鎖、移転、電話番号やファクス番号、市区町村の統廃合による住所番地など、皆さんが思っていらっしゃる以上に、変更は多々あります。

 

 住所録は少し前のものでも十分利用できるなんて思っておられる方、最新版のものをぜひ利用してください。住所録を頼りに現地に行ってみたら、あにはからんや施設がなかった! そんなことになりかねませんよ 

 

 


目黒教会での直接販売

 出版部では、教会で開催されるバザーで直接販売を行うことがあります。
 6月3日(日)には、主任司祭のマルコ・アントニオ・マルティネス神父様からお誘いをいただき、東京都品川区の目黒教会のバザーにお邪魔しました。こうしたお誘いは大変ありがたいものです。

 

 

 目黒教会のバザーは、小教区共同体のみならず、教会に隣接する「カトリック東京国際センター・CTIC」(日本に滞在する外国人をサポートする団体)や近隣の方の協力も得て、毎年、出店者も来場者も国際色豊かです。多国籍の人たちが集う姿は、カトリック教会の目指す本来の姿といえるのではないでしょうか。

 

 

 出版部の売り場は、教会の出入口付近の良い場所をいただいたうえに、隣はCTICのブースだったので、多くの方に立ち寄っていただきました。書籍の売り上げもさることながら、カトリック中央協議会出版部の存在自体を知っていただく機会にもなったのではと思っております。

 

 マルコ神父様をはじめ、目黒教会およびCTICの皆様には心から感謝申し上げます。

 

……
 「それにしても国際色豊かなバザーなのに、いろんな国の食べ物の情報とかはないの?」そんな声が聞こえてきそうですが……。
 私も興味がありましたので、直販担当者にたずねてみたものの、他ブースを見る余裕がなかったそうで、情報はなし。

 

 一番欲しかった報告なのに、仕方がないか……。


紙に対する意識

 コピー用紙をはじめ包装紙、運搬に使用する段ボールなど、紙はさまざまな用途に用いられています。印刷用紙だけとってみても、その種類は多種多様です。書籍の用紙を選択する際には、書籍の性格やページのめくりやすさなどを考慮することが大切です。しかしながら、私(ブログ筆者)は出版部に配属されるまで、紙への意識などほとんど持ってはいませんでした。出版部に身を置く以上、編集知識や校正力のスキルアップ同様、紙についての知識や意識も、常に深めなければなりません。

 

 

 そのようなわけで、先日、東京港区青山にある「スパイラルホール」にて、紙の専門商社「竹尾」が主催するtakeo paper show 2018(6月1~3日)を見学しました。会場に展示されているのは、紙の可能性と新たな市場開拓を目的として、デザイナーや美術家などのクリエイターと製紙メーカーとの協働で作られた紙のアート作品です。こうしたものに接することは、紙に対する意識を深めると同時に、美的センスを養う機会にもなります。

 

 それにしても今回のpaper show、新作の紹介を主としたこれまでのpaper showと違って、印刷用紙には用いられることのなかった原材料を加えて作られた新しいファインペーパー(色、艶、模様、手触りといった加工がなされた印刷用紙)の可能性を提案するという画期的なものでした。
 例えば、ケーキの包装などに使われるトレーシングペーパーにレーザーで穴を開けて、きれいな模様として仕上げたものや、精密機器などの運搬時の緩衝材に使われるパルプモールド(段ボールや新聞、古紙などを混ぜて再資源化したもの)に色素を混ぜ、独特な風合いを醸し出したもの、あるいは土を混ぜ合わせて和紙のように仕上げたものなど、さまざまな材料のものが紹介されていました。
 ペーパーレス化が進む時代にあっても、原材料の見直しや製紙技術の進歩によって、紙の可能性のさらなる広がりが感じられました。

 

 書籍においては、用紙の選択1つが、その仕上がりに大きな影響を与えます。また、今回展示されていたもののような新たな用紙を宣伝ツールに利用すれば、まったく新しいユーザーを獲得できるかもしれません。

 

 紙への意識がいかに大切か、あらためて感じさせられた1日でもありました。


『核技術と教会の教え――核発電についての韓国カトリック教会の省察』と『今こそ原発の廃止を――日本のカトリック教会の問いかけ』

 2016年に日本の司教協議会より刊行された『今こそ原発の廃止を――日本のカトリック教会の問いかけ』の韓国語訳が、このたび韓国司教協議会によって出版されました。韓国司教協議会は、日本の『今こそ原発の廃止を』に先駆け、2013年11月に『核技術と教会の教え――核発電についての韓国カトリック教会の省察』を発表していて、日本の司教協議会は同書を、常任司教委員会の責任のもとで邦訳し、2015年5月に発刊しています。
 韓国、日本それぞれの司教協議会が、原子力発電についての立場を明確に示した刊行物を発刊し、また相互に翻訳出版し合ったことは、両司教協議会の親密な関係の、一つの具体的な表れに他なりません。

 

『今こそ原発の廃止を』とその韓国語訳

 

 1995年にマニラで開催された第6回アジア司教協議会連盟(FABC)総会での、当時の日本司教協議会副会長・濱尾文郎司教(のち枢機卿)と韓国司教協議会会長・李文熙(イムンヒ)大司教との出会いをきっかけに、1996年より「日韓司教交流会」(当時の名称は「日韓教科書問題懇談会」)が毎年開かれるようになりました。両国共通の歴史認識を見出すことを目的に始められたこの会は、いのちやその尊厳、平和といった問題についても、ともに学び、分かち合うことを通して、両国の司教の親密な関係を築くものとなっています。

 

『核技術と教会の教え』とその日本語訳

 

 『核技術と教会の教え』と『今こそ原発の廃止を』、それぞれの刊行の企図にも、司教交流会が影響しています。2011年11月に福島で行われた交流会では、福島原発事故に詳しい専門家を交えた勉強会と話し合いがもたれ、2012年11月に韓国のキョンジュ(慶州)で開かれた交流会では、「韓国原発の問題点」「原発の神学的考察」というテーマで専門家からの講義を受け、話し合いがもたれました。
 この2つの司教交流会によって、いのちに関する深刻な危機として原発問題を捉えるという認識を両国司教が共有し、反原発の立場を明確に示す流れとなったのです。

 

 隣国である韓国と日本、その司教団がそれぞれ発したメッセージが、世界中で受け止められ、分かち合われることに期待したいと思います。

 


『毎日のミサ』の表紙

 月刊誌『毎日のミサ』の表紙は、聖堂の外観や内観、あるいはマリア像や聖ひつなどの写真で飾られています。写真の使用は、2005年1月号から製本の形式を中綴じに変更して以降のことです。当初は聖堂の外観のみでしたが、2014年1月号からは聖堂の内観を、そして2017年5月号以降は、建物にとどまらず、像や十字架、聖ひつなどにも焦点を当てています。

 

 

 

 使用する写真は、出版部職員が撮影したものや読者から寄せられたもの、また当協議会専属カメラマンが撮影したものの中から選択していますが、その際考慮していることの一つとして、掲載月と季節感を合わせる、つまり季節感を出すということがあります(もっとも、当然のことですが、特定の季節を感じさせない写真を用いることもあります)。

 

 何から季節を感じることができるのか。それは写真によってさまざまです。映り込んでいる樹木、空や雲、聖堂内に生けられた花などは、当然四季を感じさせてくれます。また、復活のろうそく、馬小屋(プレゼーピオ)、あるいは祭壇に掛けられた布の色などは、典礼暦の季節を伝えてくれます。また、聖母月に当たる5月号の表紙には聖母像をといったように、掲載月やその中の祝い日等に由来する像などを使用することで、典礼暦と関連させることを意識する場合もあります。

 

 

新潟の妙高教会。雪国の雰囲気がよく表れています。

 

祭壇や朗読台に緑色の布が使われているので、典礼暦が「年間」

であることがわかります。

 


 このような点に考慮しながら、読者の皆さんに楽しんでいただけるよう工夫しています。

 また、『毎日のミサ』は会衆用としてミサで用いることを想定して編集していますが、自宅での黙想の材料としても用いることができます。本文はもちろんのこと、表紙も信仰生活を豊かにする一つの材料になれればと願っております。

 


カトリック出版連絡会

 「カトリック出版連絡会」という、カトリック出版社が情報交換をしたり、共通関心事について意見を交わしたりする集まりがあり、年に2回、定例会を開いています。2018年5月17日(木)には、オリエンス宗教研究所、カトリック社会問題研究所、サンパウロ、女子パウロ会、ドン・ボスコ社、フリープレス、カトリック新聞社、カトリック中央協議会出版部が東京・四谷にあるサンパウロに集まり、春の定例会を開催しました。

 

出版連絡会には、各社がパンフレットやチラシを持ち寄ります

 

 今回話題となったのは、電子書籍やインターネットを利用した情報提供への取り組みについてです。各社が一様に、紙媒体ではない形での出版について模索しているとの印象を受けました。情報通信網が整備され、スマートフォンやタブレット端末が急激に普及したことでインターネットが身近なものとなった今では、一般紙(新聞)でも電子版の読者が増えています。大手出版社を中心に、電子書籍の提供数は確実に伸びています。わたしたち出版部でも、将来的な可能性については徐々に検討し始めていますが、主たる読者層からそれほどの要望がないこともあり、具体的な展開にまでは至っていません。一般のこととして、人文系のジャンルでは、電子書籍化には、まだそれほどの勢いがないようにも思われます。


 また、郵便や宅配料金が相次いで値上げされる中、直接注文に対して負担していただく送料について、どのように対応しているのかについても話題となりました。出版部でも送料については検討を重ねてきました。その結果、今年4月10日より、通常送料を250円から350円に値上げさせていただきました。また併せて、これまで送料無料となる合計購入金額(消費税を含まない合計)を15,000円以上から10,000円以上に引き下げることにいたしました。一般書店での取り寄せ、Amazonなどのネット通販の利用等、さまざまな購入方法がありますので、ご理解いただければと願っています。

 

 出版を通じた福音宣教という共通目的を持つカトリック出版各社が、時代の変化に伴って発生する新たな問題やニーズに連携・協力して対応していくことは、その目的を果たすために重要なことです。カトリック出版連絡会は、カトリック出版業界の「使徒会議」ともいえるかもしれません。

 

 


いのちへのまなざし

 ゴールデンウイーク前半にあたる4月28日(土)〜29日(日)の2日間、東京都内にある都市センターホテルで開催された、学校教育委員会(日本カトリック司教協議会の一委員会)主催「第31回 校長・理事長・総長管区長の集い」の会場に赴き、書籍の販売を行ってきました。この集いは毎年この時期に開催され、会場での書籍販売も恒例となっています。

 

 

 カトリック学校の校長や理事長、また学校の経営母体である修道会の総長、管区長の皆さんが主たる参加者ですので、今回は「教科書採用書籍コーナー」を設けてみました。2001年発行の『いのちへのまなざし』はいくつもの学校で教科書として用いていただきましたが、2017年3月に後継図書として『いのちへのまなざし増補新版』が出版されました。引き続き教科書に採用してくださるようPRしています。

 

 

 『いのちへのまなざし』は、日本カトリック司教団が、いのちとその尊厳に対し日本社会が抱える問題を具体的に取り上げ、「21世紀への司教団メッセージ」として発表した重要な文書です。
 しかしながら、発行から十数年が経ち、私たちを取り巻く環境も大きく変化したことから、内容が現状に見合うものではなくなってしまったため、司教団は全面的な見直しを行い、『いのちへのまなざし増補新版』を昨年発刊しました。

 

 今を生きるわたしたちが、神から与えられたすべてのいのちを尊重するという視点をもち、さまざまな問題に対してできるかぎり誠実に向き合っていくために、一人でも多くの方に読んでいただきたい一冊です。


ルビとは?

 典礼で用いられる朗読用聖書の『主日の朗読聖書』『朗読聖書――聖なる過越の三日間』、あるいは会衆用冊子の『毎日のミサ』の聖書本文は、日本聖書協会発行の『聖書 新共同訳』を使用しており、漢字に振られたルビも同書に従っています。そのため、「御子」ということばについて同じミサの中で、聖書朗読では「みこ」、式文では「おんこ」と、異なる読み方がされることがあり、「おんこ」に統一してほしいとの声が聞かれるようになりました。そこで、日本カトリック典礼委員会は、日本聖書協会の許諾を受け、5月21日より典礼における聖書朗読に際しても、「御子」を「おんこ」と読むことにいたしました。(詳細は当協議会Webサイトをご覧ください)

 

 ところで、振り仮名のことを印刷や出版の業界では「ルビ」といいます。すべての漢字にルビが振られているものを「総ルビ」、読み違いの恐れのあるものや常用外漢字など、一部の漢字にルビが振られることを「パラルビ」といいます。当出版部の発行書籍でいえば、典礼儀式書の式文や聖書本文は総ルビ、その他の書籍は原則パラルビです。
「ルビ」という語は、宝石のルビー(ruby)という英語がその語源です。しかし振り仮名は、当然ながら漢字仮名交じり文を用いる日本独自のもので、欧文にはありません。にもかかわらず、英語の名前で呼ばれることには理由があるのです。

 

活字で組まれた版面。(株式会社精興社にて)

 

活版印刷で用いられる活字が大小並ぶ。活字は鉛を主成分

とした合金でできている。(同上)

 

 金属活字を用いた活版印刷術は15世紀半ばにドイツの金細工師ヨハネス・グーテンベルクによって発明され、ヨーロッパに広がりました。当時イギリスでは、活字を、その大きさごとに宝石の名前を付けて呼んでいました(ポイントという文字の大きさの単位が確立するのは18〜19世紀にかけてのことです)。一方、木製活字による活版印刷が行われていた日本では、活字の大きさは号数で表現されていました。書籍の本文は5号活字(10.5ポイント=約4ミリ)で組むのが標準で、振り仮名には、親文字となる漢字に対し半分の大きさの7号活字(5.5ポイント=約2ミリ)を用いるのが基本でした。
 1800年代後半にイギリスから金属活字が輸入され、その中でルビーと呼ばれるサイズのものがこの7号活字とほぼ同じ大きさだったのです。そこから、振り仮名は「ルビ」と呼ばれるようになりました。

 

 ちなみに、グーテンベルクの印刷術の普及は聖書の普及につながり、宗教改革が起こる流れにもつながっていきます。印刷技術が歴史にいかに大きな影響を与えてきたかが伺えます。


新刊作業の進捗状況

 出版部では、発刊に向けて作業中の文書をつねに複数抱えていますが、それらをどの順序で進めるかは、その文書の性質から判断される重要度と緊急性に鑑みて決めています。最優先にされるのは、回勅や使徒的勧告といった、教皇の公文書です。先般、教皇フランシスコの使徒的勧告Gaudete et Exsultate(「喜びなさい、大いに喜びなさい」マタイ5・12)が発表されたため、この文書の邦訳刊行に向けた作業は当然優先されることになります。
 『愛のよろこび』刊行後、邦訳出版する必要のある教皇公文書の発表がしばらくなかったこともあり、現在は教皇庁聖職者省の文書である『カテケージス一般指針』の校閲作業を進めています。翻訳者から原稿を受け取ったあとに優先すべき他の作業がいくつも発生したため時間がかかってしまいましたが、まもなく最初の校閲作業が終了します。ただ、翻訳者と編集者とのやりとりは、通常3〜4回は行われますし、少し長めの文書ですので、刊行はまだ先のことになります。今しばらくお待ちください。

 

 

 

 告知になりますが、教皇フランシスコが2017年度に一般謁見で行った「キリスト者の希望」についての連続講話をまとめた『キリスト者の希望――教皇講話集』(ペトロ文庫)が、6月上旬刊行の見込みとなりました。後日詳細をお知らせいたします。
 


新しい使徒的勧告

 教皇フランシスコの新しい使徒的勧告Gaudete et Exsultate(「喜びなさい、大いに喜びなさい」マタイ5・12)が発表されました。この使徒的勧告に関する情報は、ローマ現地時間の4月9日(月)正午(日本時間の午後7時)に解禁となりました。インターネットを通じた情報交換が当たり前である今の時代、司教協議会へのバチカンからの通達などは、通常はメールで寄せられます。使徒的勧告などの文書ファイルは、これまではメールに添付する形で送られてきましたが、今回は届いたメールに記された指示に従い、カバーレター、フランシスコ教皇の自筆証書、使徒的勧告本文テキスト、サマリー(要約)、Q&A等の一式をダウンロードする形式が採られました。

 

『福音の喜び』と『愛のよろこび』の日本語版

 

 教皇フランシスコにとって、『福音の喜び』『愛のよろこび』に続く3つ目の使徒的勧告、そのタイトル“Gaudete et Exsultate”(「喜びなさい、大いに喜びなさい」)は、マタイによる福音書の「山上の説教」で、イエスが示された真福八端(新共同訳聖書の小見出しは「幸い」と表記)のことばから取られています。et(=and)で繋げられた二つのラテン語は、ともに「喜ぶ」を意味し、そのため、新共同訳では「喜ぶ」を重ね、後ろのほうには「大いに」を付すかたちで訳されています。新共同訳聖書以外では、フランシスコ会訳は「喜び躍れ」、バルバロ訳は「喜びに喜べ」、ラゲ訳は「歓(よろこび)、躍れ」と訳しています。

 この使徒的勧告の性格についてサマリーの冒頭では「本文書は、学問的なテキストでも教義的なテキストでもありません。その目的は「聖性への呼びかけを今一度響かせ、現代の文脈においてそれを具現化すること」です」(仮訳)と説明されています。
 本文は、「聖性への呼びかけ」「聖性の二つの狡猾な敵」「主の光の中で」「現代世界における聖性のいくつかの特徴」「闘い――警戒と識別」(仮訳)の5つの章で構成されています。この中で教皇は、聖性へと至る道は聖霊によって与えられる平和と喜びに根源があり、聖性がもたらす人間の完全性は知識や能力ではなく愛の深さによって計られるものであると述べ、特別なものではないこの聖性への道にはすべての人が招かれており、その招きにどのようにこたえればよいのか、「真福八端」を聖性への道として示して、日常生活において神の愛にこたえて生きる秘訣を教えています。

 

 教皇公文書(回勅や使徒的勧告)や教皇庁文書は、通常ヨーロッパの言語を中心にいくつかの言語が同時に発表されますが(今回はドイツ語、英語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ポーランド語、ポルトガル語、アラビア語)、日本語版については、それらの発表を受けて翻訳作業が開始されることになります。邦訳刊行まで少々お時間をいただくことになりますので、ご了承ください。
 作業進捗状況は、本ブログで随時お知らせいたします。


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