新刊告知「パンデミック後の選択」

 教皇フランシスコが今年3月から4月にかけて文書や演説で述べた、パンデミックに関する8つの文書を収録した「パンデミック後の選択」がまもなく発行されます。これは、バチカン出版局より刊行されたLife After the Pandemicの邦訳です

 

 教皇は、高い感染リスクにさらされながらも他者に献身する人々や、収入が絶たれたり、在宅要請を守るのが難しかったりする弱い立場の人々に心を寄せつつ、困難な試練を新しい選択への好機に変えるよう励まします。単にパンデミック以前を取り戻すのではなく、連帯を示し、もっとも傷つきやすい人を中心にした社会を構築すべきと呼びかけています。

 

(「パンデミック後の選択」のカバー、表紙、オビ)

 

 コロナ禍にある現在、教会活動が制限されている地域が多くあり、福音宣教の実践の1つのかたちである経済的・精神的に困窮している人々への支援活動をも困難にしています。また、救いを求めて教会の門を叩く人に応えることもできません。私が所属する教会も、主日ミサは人数制限を設けて行われているものの、それ以外の教会活動は一切行われていません。
 経済的支援ならば、支援活動を行う団体であるカリタスジャパンへの協力を、所属信徒にメールや手紙で呼びかけることはできます。しかし、精神的な支えとなると、活動の特徴として実際に「人と会う」こと、「皆で集う」ことを抜きには成り立たないこともあると思います。ソーシャルディスタンスを保つことが大切なのは言うまでもありませんが、このような活動をする上で、さまざまな困難が生じていることも確かです。

 

 コロナ禍を機に、社会的弱者に寄り添うための新たなかたちが必要とされています。それを模索していくため、私自身「パンデミック後の選択」の発行を心待ちにしています。

 

 「パンデミック後の選択」は四六判並製80ページ、本体価格500円です。

  電子版も同時発行です。


在宅ワークに思う

(ブログ筆者の自宅より)

 

 緊急事態宣言が全面解除されようとも、新型コロナの感染が終息したわけではありませんので、国や地方自治体では、引き続きテレワークの導入を呼び掛けています。

 

 出版部編集課では3月30日より在宅ワークを指示されており、私自身も6月1日に発行された『毎日のミサ』2020年7月号と8月号の編集・校正作業を在宅で行いました。

 コロナ禍で必要に迫られたこととはいえ、貴重な経験をしたと思っています。

 

 職場のパソコンを自宅に持ち帰り、校正用紙(ゲラ)の出力にはコンビニエンスストアの複合機を利用し、校正担当者や印刷所との受け渡しには宅配便を利用することで、さほど不便さを感じずに作業を行うことができました。強いて問題を挙げるならば、コンビニエンスストアで複合機を占領(『毎日のミサ』ではB4サイズのものを1度に240枚ほど出力しなければなりません)して、順番待ちの人から無言の圧力をかけられることくらいでしょうか。

 

 今の時代、自宅に居ながら職場のパソコンを操作することもできますし、Zoomのようなアプリケーションを使えば簡単にテレビ会議もできます。満員電車に乗ってわざわざ会社に出向かなくても作業ができるでしょう。

 

 しかし、特に書籍の制作はチームで行うものです。それゆえに、完成時の喜びを皆で分かち合うことができるのですが、それぞれが遠隔地にいる状況では、そのような喜びも得られず寂しさを感じます。

 

 一日も早くコロナが終息し、皆と顔を合わせて仕事ができるよう願って止みません。


コロナ禍での『毎日のミサ』発行

  皆様、ご無沙汰いたしております。 
 またもやブログの更新を怠ってしまいました。申し訳ございません。

 


 『毎日のミサ』2020年7月号・8月号が6月1日に発行されました。定期購読者の皆様には、6月半ばまでにお手元に届くよう準備中です。また、電子版も発行されていますので、amazon.co.jp、紀伊國屋書店ウェブストア、honto.jp、yodobashi.com、Apple Booksなどの各ストアでお求めいただけます。

 

 コロナ禍で不安にさいなまれるこのご時世、みことばに慰めや励ましを求めるのはカトリック信者にとって当然のことでしょう。公開ミサが行われていない地域に在住のかたにとっては、そのような気持ちがより一層強いものであることは言うまでもないでしょう。

 

 『毎日のミサ』が神からの慰めや励ましを受けるための道具になれば、制作にかかわるわたしとってこれ以上にうれしいことはありませんし、勇気付けられます。


引き続きご理解をお願いいたします

 本日(5月18日)より、段階的にではありますが、出版部の営業業務を再開いたします。
 長期間にわたり、多くの皆様にご不便とご迷惑をお掛けしましたことを、心よりお詫び申し上げます。
 ただし、お電話によるご注文等は、20日(水)からとさせていただきます。受付時間は10時から16時になります。
 なお、当面は限られた人数での対応となります。状況によっては、お掛けいただいた電話に出ることができないことも考えられます。なるべくファクス(03-5632-4456)やメール(order@cbcj.catholic.jp)をご利用くださいますようお願いいたします。

 

 引き続きご不便をおかけすることになりますが、なにとぞご理解賜りますようお願い申し上げます。

 

 (今回も、通常の投稿者に代わり、出版部編集課の責任者が執筆を担当いたしました)


ご迷惑をおかけし申し訳ありません

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、現在カトリック中央協議会出版部では、すべての受注と出荷を停止させていただいております。多くのかたに多大なご迷惑をおかけしていることを、衷心よりお詫び申し上げます。
 いまだ公開ミサ再開の目途が立たずにいる教区もある中で、多くの信徒のかたが、カトリック中央協議会の出版物から、霊的、精神的な慰めと励ましを得たいとの思いを抱いておられることは、わたくしたちも重々承知いたしております。そうした皆様への書籍の提供が滞ってしまうことを、本当に申し訳なく思っています。また、わたくしたちにとっても、一生懸命、心を込めて制作した出版物の流通を止めてしまうことは苦渋の選択でした。
 しかし、悩んだ末に、「すべてのいのちを守るため」少しでも社会全体におけるリスク低減に協力することをわたくしたちは選びました。医療関係者、食糧や生活必需品の生産者や販売者など、現今の状況下でも休むことのできない人たちが大勢おられます。そうしたかたがたのためにも、わたくしたちはリスク低減に協力すべきだと判断しました。そしてその結果生じてしまう不自由を教会の皆様と分かち合いたい、そう願ったのです。
 この感染症のやっかいな点は、知らないうちに自分が「感染させる側」になっている可能性があるということです。ですから、すべての人が「自分も感染している」という仮定をもって行動を律する必要があり、リスク回避のためには、職員を在宅勤務させる、あるいは自宅待機させるしかありませんでした。その結果、受注や出荷の体制を維持することが難しくなってしまいました。
 また、自宅にいることが奨励される中で、通信販売などの需要が極度に増加し、郵便や物流の業界が飽和状態になっていることもたびたび報道されています。受注や出荷の停止は、そうした業界の危機的状況緩和に多少なりとも寄与できるとも考えました。これら業界のかたがたも、厳しい環境の中で必死に働いてくださっています。
 「ソーシャル・ディスタンス」というものが広く呼び掛けられています。これは、もちろん自分がウイルス感染しないためのものでもありますが、人に感染させないための、他者に対する愛といたわりの行為でもあります。言うまでもなく、現況においてすべての人が大切にすべき姿勢です。
 しかし、何とも皮肉なことでもあります。カトリック教会は、弱者に寄り添うため、弱いいのちを救うために、人と人との間のあらゆる距離を縮めよう、なくそうと努めてきたはずです。ですが今は、いのちを救うために、人と距離をおきなさいと呼び掛けなければならないのです。切ない思いがいたします。ですが、その切なさを胸に抱きつつ、しっかり社会と連帯していくのが、今のカトリック教会の務めであると信じます。
 自粛が続く中、心のよりどころが、いっそう求められることと思います。良質な書籍は、間違いなくその役割を果たせるものです。段階的になるかもしれませんが、まもなく出版部の営業業務も再開できることと思います。今しばらくご不便をおかけしますことをお許しください。心あるご理解を、せつにお願い申し上げます。


(今回、通常の投稿者に代わり、出版部編集課の責任者が執筆を担当いたしました)


不測の事態なので―『毎日のミサ』多部数購読者の皆様へ

 ご承知のとおり、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、日本国内では政府により学校の一斉休校や、イベントや集会の自粛要請がなされ、プロ野球オープン戦や大相撲春場所も観客を入れずに実施されています。カトリック教会でも10教区が教区長(司教)の判断で小教区(教会)での公開ミサ(不特定多数が集まるミサ)を中止しています。
 わたしたち中央協議会も通勤時の混雑を避けるべく、勤務時間が10時〜16時に短縮されています。

 

 このような状況下、出版部には『毎日のミサ』年間購読の期間終了となる4月に向けて、2月初旬に購読者の皆様にお送りした年間購読の継続案内への返答が続々と寄せられています(詳しくは、本ブログ2018年3月22日付けの「ただいま奮闘中」を参照)。

 

(2月初旬に購読者に送付した払込用紙)

 

 

 しかしながら、教会で購読希望者を募り、まとめて(多部数)申し込まれるケースに関し、ミサの中止によって「皆さんに会うことができず継続の有無を確認できず部数が確定できない」「部数は確定できるものの集金ができない」といった、不安のうちに対応について尋ねる声も寄せられています。

 

(払込み締切日にご入金ができない場合は、必ずご連絡ください)

 

 年間購読継続手続きの流れは、部数を変更する、もしくは購読を中止する場合は、3月11日までに連絡をいただき、前年と同条件(部数の変更がない)の場合は同18日までに代金を振り込んでいただければ連絡は不要、という形を取らせていただいています。この締め切りは、5月号6月号を4月半ばまでにお届けするために設定しているものです。
 ですから、もし部数が確定できているならば、それをご連絡いただければ、送金が期日を過ぎてしまっても、4月半ばまでには本誌をお届けいたします。また現時点では部数の確定が難しくとも、4月半ばまでにご連絡いただいた場合は、同月末日までにはお届けできるよう手配いたします。なおこれは、教会などで一括の購読をなさってくださっている購読者の方に対する措置ですので、予めご承知おきください。
 なお、部数の追加は随時承っております。締め切り時点ではっきりしている購読希望者の人数をひとまずご連絡いただければ、後日数を増やすことも可能です。追加を別便でお送りするような対応もできます(数を減らすことは難しいので、予測でお申し込みになることはおやめください)。

 

 


ただいま全力で制作中

 教皇フランシスコの日本訪問中に行われた10の公式スピーチのほか、旅行前のビデオメッセージ、帰途の機中での記者会見、サンピエトロ広場での一般謁見における振り返りを収録した『すべてのいのちを守るため―教皇フランシスコ訪日講話集』の発行に向け、ただいま全力で作業中です。
 といっても、すでに内容(文章)は出来上がっているので、残すところはカバーなどの装丁デザインと本文に挿入する写真の色校正のみです。

 

 装丁は、小説・評論・写真集・漫画といった書籍の内容、あるいは、小説のような読み物なのか、もしくは辞典・レシピ・儀式書のように実践的に用いるものなのかといった目的を考慮してそのコンセプトを決めていきます。

 

(紙の見本帳)

 

 『すべてのいのちを守るため―教皇フランシスコ訪日講話集』のカバーは、黒文字(スミ)の書名だけを置くシンプルなもので、余計な装飾を排する代わりに、用紙自体の模様や凹凸、色合いなどを生かすものにしました。しかし、数ある用紙の中からイメージに合うものを選び出すのは簡単な作業ではありません。

 

(きらびきの「古染」「象牙」。写真では色合いが正確に伝わらない)

 

 「これは違う」「これはどうか」などといいながらひたすら見本帳を手繰り続け、ようやく「きらびき」という紙に決めました。色は「古染」「象牙」の2つを候補にし、本紙校正を見てから決定します。この紙は、微妙な凹凸の手触りがよく、品のある光沢も備えています。

 

 

 また、この講話集には、訪日中の写真をカラー18ページで収めるとともに、詩人・批評家である若松英輔氏による解説も収録しています。

 発売は2020年1月22日の予定です。ぜひお買い求めください。

 

 といったところで今年のブログ更新はこれにて終了です。

 

 本年も大変お世話になりました。感謝申し上げます。
 来る年もよろしくお願い申し上げます。

 

 なお、新年は1月6日(月)から営業を開始いたします。ただし当日は、始業時刻の9時より職員全員参加の新年ミサが行われますので、出版部の窓口業務は10時以降の開始となります。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。


無事に終わって何よりです―裏方の話(後編)

 午後12時半になり、ついに開場。金属探知機によるボディチェック、手荷物検査、本人確認を済ませた参加者が続々と入場してきます。

 

 わたしは最初の招待者を座席に案内すると、そのまま座席で待機して来場者を待ちます。とはいえ、開場直後は招待者の来場はちらほらといった程度。「ここに突っ立っていても暇やな。具体的に待機場所を指示されたわけやないし…。」手持無沙汰だったので、1塁側と3塁側にそれぞれ1箇所ずつ設けられたアリーナ席への入口(内野席と外野席との間)のうち、招待者が入場する1塁側に移動して、一般参加者を誘導しつつ招待者の来場を待つことにしました。

 

 開場30分を過ぎると一般席の半分が埋まります。会場内は、祭壇をバックに記念写真を撮る人や座席で昼食を取る人など、思わず「ここは公園か!」と突っ込みを入れたくなるような雰囲気です。そんな楽しい雰囲気の中、体格の大きい私服姿の警察官が所々に立って人々の動きに目を光らせ、祭壇下に設けられた司祭席では司祭たちが聖体拝領の際の持ち場について説明を受けていました。

 

 

 午後2時半ごろになり、一般参加者への対応が落ち着くと、今度は招待者が続々と入場してきます。案外距離のある入口と座席との間をこれまで以上頻繁に往復します。足元は人工芝の上に敷かれたビニールシート。これが思った以上にふかふかとしていて足に堪えます。

 

 午後3時になると、赤色のカーペットが敷かれた中央通路の横断ができなくなります。それを渡って招待者の席を探しているうちに横断禁止となってしまい、持ち場へ戻るのに迂回しなければならなくなりました。「どうせ迂回せなあかんし、ついでにたばこ1本くらいはええやろ。」そう思ったわたしは、短時間で戻れるバックスクリーン(スコアボード)の裏側ではなく、喫煙ブースのあるバックネット側を経由して戻ることにしました。時計に例えると、10時(3塁側入口)から2時(1塁側入口)の位置に移動するのに12時(バックスクリーン)ではなく6時(バックネット)を経由するのですから、結構な移動距離です。

 

 「どんだけ歩くねん!」と思いながら廊下を進んでいくと、トイレを待つ人が長蛇の列を作っているのに出くわします。できた列の数は4、5本、廊下は人で埋め尽くされていました。列自体がいろんな方向に延びていたため、列と列が交差する箇所もできていて、まさしくカオスでした。

 

 午後3時半から始まる教皇の周回(モービルに乗ってアリーナ席内を巡回する)まで残り30分の間に全員がトイレを済ませることができるのかと心配しながら、満員電車の車内を移動するように進むこと5、6分、なんとか人混みを抜け出すと喫煙ブースにたどり着きます。「ようやく一服」と思いきや、ブースの中はローマンカラーを着けた男性で溢れ、とても入れる状況ではありません。もみくちゃにされながら人混みを抜け出したかと思えば、今度は喫煙ブースが満員。さすがに一服する気持ちもなくなり素通りしました。

 

 午後3時半、アリーナ席への入口が一旦閉ざされると、中央協議会職員はスタッフの役目を解かれ、それぞれスタンド席にある座席に着きます。しかしながら、遅れてくるかたに対応すべく、4人ほどが受付にしばらく残ります。教皇の周回が始まり沸き起こる歓声を聞きながら、遅れて来た招待者を待機場所である外野席上段の立ち席に誘導します。すでに廊下には、あれだけ並んでいたトイレ待ちの人たちの姿はなく、いるのは東京ドームの関係者ばかりです。

 

 教皇の周回が終わると、ミサの開始までわずかな時間を使って、待機していた招待者をアリーナ席に誘導します。残された時間はわずかですから、アリーナ席を小走りで抜け出します。受付に戻ると、汗だくで足はパンパン、喉はカラカラの状態です。「すぐにミサに参加するのは無理やな」というわけで、受付でしばらく休みます。

 

 

 

 その後、しばらく待機するも招待者の来る気配はなく、受付を撤収します。
 ミサが行われているさなかに会場に入ると、ちょうど答唱詩編を独唱するシスターの歌声が響いていました。

 

 それにしても、万歩計を着けていたら結構な数がカウントされていたと思うで!
 万歩計持ってへんけど。


無事に終わって何よりです―裏方の話(前編)

 教皇フランスシスコが離日してから1週間が経ちました。この間皆さんは、教皇を迎え入れた喜びを味わいながら過ごされたのではないでしょうか。
 教皇は滞在中、核兵器廃絶をはじめ、世界が抱える問題に対するメッセージをいくつも残されました。これらの問いかけにどのように応えていくのかが、今後わたしたちに問われることになります。メッセージやスピーチはカトリック中央協議会Webサイトで公開されていますし、行事の様子はYouTubeの公式チャンネル「POPE IN JAPAN 2019」でご覧いただけます。これらをチェックして、今一度教皇来日の意味を問うてみてはいかがでしょうか。

 

 東京ドームで教皇ミサが行われた11月25日、わたしたち職員は、職場に留まって対応する者を除き、「東日本大震災被災者との集い」(ベルサール半蔵門)、「青年との集い」(東京カテドラル)、教皇ミサ(東京ドーム)、プレスセンター(東京プリンスホテル)の各会場に散らばり、受付やチラシの配布、広報など、総力をあげて対応しました。
 東京ドームでは、中央協議会招待の各国外交官、企業、諸宗教の代表者、キリスト教関係者、著名人の、受付や座席案内を主に担いました。

 

 

 朝9時に関係者入口に集合し、まず招待者席の位置を確認するためアリーナ席に向かいます。通常、野球選手や関係者以外は立ち入ることのできない通路を通り、3塁側ベンチ脇からグラウンドに出ると、すでに祭壇、座席、大掛かりな音響と映像設備が整えられており、めったに見ることができない光景に思わずテンションが上がるとともに、教皇ミサに関わることのできる喜びと緊張感が湧き上がってきます。
 ますます上がりそうになるテンションを抑えながら座席を確認すると、受付場所となる25番ゲート(バックスクリーン裏)に場所を移し、ただちに受付の準備に取りかかります。

 

 

 招待者リスト、座席表、それに招待者にお渡しする座席番号が記されたカードを机に並べます。名簿の確認や座席番号カードを渡すタイミング、誰がどのような手順で進めるのか、そうしたことを決め、手際よく準備を進めます。

 

 

 受付の体制がある程度整うと、座席への誘導係になったわたしは、招待者席までの経路を再び歩いてみることにします。
 アリーナ席には、すでに多くのスタッフが集まり、担当ごとに打ち合わせや準備に追われていました。祭壇上には共同祈願を担当する奉仕者、座席には一般公募によって集まったボランティア、ライトスタンド(外野席)には合唱を担当する高校生たち。5万人を集めて行われる超大規模ミサです。スタッフも相当数必要で、これらを統括するのもさぞかし大変だったことでしょう。
 そのような思いの中、座席を確認し終えると、次にトイレや喫煙所などを確認すべく1階スタンド席を中心に歩きまわります。警察による最高レベルの警備体制が敷かれると聞かされていたため、多数の警察官が警備に当たっているだろうと思い、スタッフとわかる格好をしていたとはいえ、「あまり歩きまわっていると職質を受けるかも」などと勝手に想像していたのですが、結局、数人程度しか見受けられませんでした。
 20分ほど見学し受付に戻ると、もう11時になろうとしていました。入口を見ると、入場を待つ人が長蛇の列を作っていました。
 


【告知】ローマ教皇来日記念トークイベント

 教皇帰国後の12月20日、東京渋谷区にある蔦屋書店代官山店では、詩人・批評家の若松英輔さんによるトークイベント「教皇フランシスコの言葉にふれる」が開催されます。

 教皇が著した回勅や使徒的勧告などから教皇の思いや考えを読み解く内容です。

 

 また、同時に若松さんの選書による関連ブックフェアも開催されます。使徒的勧告『喜びに喜べ』『キリストは生きている』をはじめ、カトリック中央協議会から出版されている教皇の公文書や講話集も紹介されます。

 

 イベントには、蔦屋書店代官山店で対象書籍と参加券をセットで購入することで参加することができます。

 

 皆さま、ぜひ足をお運びください。

 

 詳しくは代官山T-SITE(https://store.tsite.jp/daikanyama/event/humanities/11056-1430511115.html)にてご確認ください。

 


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